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アパマンのHFアンテナ、ベストマッチは・・・?

この話題、過去に何度か取り上げていますが色々なパターンの方、いろいろな条件のマンション/アパートがありますので難しい所です。

とりあえず私が使ったアンテナシステムを一通りメリット、デメリットや設置条件含めて書いていきます。

>HF用ANT編<

・第一電波 HFV-5(ベランダ用VDP)
>バンド 7/14/21/28/50
●特徴
まずは定番の短縮VDPです。
元々ベランダ用VDPとして設計されたANTでコンパクト、更にVDPではなくL型GP?としての設置も可能。
姉妹モデルとしてCHV-5(7/18/21/28/50)があり、また先日ハムフェアでは発展モデルと思われるHFV-6(7/14/18/21/28/50)が参考展示されていた。
既存のHFV-5でも14MHzのコイル改造で18MHzのQRVは可能(実証済み)で、21MHzを改造して24MHzに出る事も可能。

●評価
コンパクトで設置しやすいが、飛びもそれなり。
アース接続を気にしなくてもいいモービルホイップ程度と思ったほうが良いだろう。
万歳設置より突き出しVDPの方が若干いいように感じた。(垂直GPスタイルは非検証)
とにかく、短縮率の高いANTは多バンドタイプはお勧めしない、面倒でも少しでも効率を考えるならモノバンドが無難。
正直6mは使い物にならない、取り合えず出れるだけでACコード引き裂いてDPでも作った方がFBで有る。

と辛口評価だが、工夫次第で一変する。
私は現在このANTは片方のエレメントのコイルを全て外し、7,21,28用の4分の1波長ワイヤーを繋いで3バンド”半短縮(片短縮)”DPとして使っているが、コレが中々に良い飛び具合である。
7は国内は勿論近隣のDXも十分にQSO可能で、21はDXに対してQSOできるレベルで聞こえていれば大体ちゃんとQSOが成立する(パイル時はどうにもならんが)
また24MHzもSWR2.0ほどと高いが、リグチューナーで出れる程度であり強い局に対してはQSO可能な状態になっている。
7Mhzの4分の1をベランダ内に張るのはほぼ不可能だが、半分を釣竿ワイヤーとして半分を短縮エレメントでカバーする形にして、釣竿ワイヤー側をギボシワイヤー化して周波数切り替え式にするのは有りじゃないだろうか?
我が家では3バンドのエレメントは付けっぱなしで3バンドDPとして使っているが勿論そういう設置方法でもちゃんと調整をすれば同調するし、フルサイズDPより若干劣る程度の性能を発揮するようだ。
この手法はHFV-5に限らず全ての短縮DPで使えると思われる。考え方としてはGPのラジアル側を短縮し、メインエレメントをフルサイズにしたフルサイズ4分の1波長ノンラジアルANTに近い動作と思われる。
尚、バランは強制バランが使われているので純粋にラジアルエレメントとホットエレメントという区別は無い。
ちなみに半フルサイズにしても半分短縮してるので同調範囲は狭い。
周辺の影響があるので厳密にはいえないが、ウチの場合で7Mhzはチューナーなしで1.5以下になるのは65kHzほどの幅しかない。
ただ同調してるエレメントなのでチューナーでSWRを落とせばそれなりにちゃんと飛ぶ。


・MK-4B(ベランダ多巻きマグネチックループ)
>バンド 組み合わせるATUによる。
●特徴
ベランダ用HF多巻きマグネチックループMK-4Aの高効率(直径が大きい)モデル。
直径は1m強ほどありみてくれは強烈だがコンパクトでは有る。
抱き合わせられるATUは原則なんでもいいらしいが、コールド端子が止め具と導通してるタイプは絶縁が必要(SG-237等)

●評価
コンパクトでATUであらゆるバンドにQSYできるANTとして導入したが、当局の環境ではノイズが多すぎてとても使いものになるANTでは無かった。
本来マグネチックループはノイズに強いと言われているので何かしら致命的な間違いが有る可能性はあるが、ATUを変えても設置位置や向き、水平垂直を変えても変らなかった事から正直言って評価不能だった。
同調はしっかり取れるし、ノイズレベルもグンと上がるので同調はしてそうだが、ウチの周辺ノイズが常識外のレベルなのか…
ただ、マグネチックループに限らない話だがしっかりエレメントが同調してる方が絶対にいい。
ATUはごまかしでしかないので、MLAを使う場合もやはりモノバンドでしっかり調整できるものがベストである。

余談だが、ATUでLWを使うにはしっかりしたラジアルが必要であるが…
現在このMK-4BはAH-4のラジアルとして繋いでいる。
コレが思いのほかFBでローバンドでもしっかり同調が取れる。
ベランダの床一面にカウンターポイズを敷き詰めたり、何とかアースに落とすという苦労をせずに”一体システム”としてノンラジアルATU LWシステムを構築する事が可能で、意図した使い方じゃないが面白い設備だと思う。
ただその場合は正直言って直系の大きいMK-4BよりMK-4Aの方が適任かも?


・AH-4+長ロッドANT(2.6mロッド/4.5mロッド)
>バンド 理論上は3.5~50MHz
●特徴
ベランダからQRVしたい時に伸ばし、不要な時は縮めておけるお手軽HFシステム。
長いロッドANTが手に入らないなら釣竿LWでもほぼ同等だと思われるが、ロッドだとQRVしたいバンドに合わせてある程度同調が取れる長さに調整できる。

●評価
コレについて、当初2.6mロッドを使っていた時は給電ワイヤーを考慮しても24MHzより下はフルサイズ4分の1波長にはならずコイルを入れて18MHzまで使っていたが、近隣諸国とのQSOには十分使える感じであった。
何より、SWRはさておいてもある程度は共振しているエレメントである事が大きく、このシステムにおけるATUの役割は単にSWRを落とすだけである点が重要であると思う。
現にこの状態で7MHzや3.5MHzにも同調するのだが、正直言ってHFV-5改(片短縮DP)と比較して受信でSが4以上落ちる事が多く、単純にS1=5~6dBと考えても20dBもゲインが低いANTにしかならないと言う事である。
よくATUを”魔法の箱”と称する方が居て、度々それに否定的な発言をしているのはこのような実証に基づく結果だ。(ロッド以外にワイヤーの組み合わせも数種類試しているが)
ATUを使う場合も理想は多少コイルを入れて短縮してもいいがとにかく共振したエレメントを用意することが良く飛ばすコツといえる。

現在は4.5mロッドANTシステムに変更し追加エレメントを考慮すれば14MHzのおよそ4分の1波長までは対応可能になっているが、2.6mロッドよりつくりが柔そうなので戻そうか悩みどころ。
尚、上記で書いたとおり現在ATUのラジアルにはMK-4Bがそのまま使われている。
水平に設置したエンビパイプの端にMK-4BとMKのブームに固定したAH-4を置き、パイプの反対側にロッドANTを固定してAH-4からのホット端子から給電するシステム。


・フルサイズDP(18MHz用)
>バンド ワイヤーの長さによる。
●特徴
シンプルにワイヤーDP。
今回は短縮せずにフルサイズとしているが多少短縮するのもいいだろう。
それなりに長さが必要だが上手く設置すれば21Mhz用ぐらいなら設置可能と思われる。
設置方法はケースバイケースなので各自工夫して欲しい所だが、多少無理な折り曲げ方をしていたとしてもフルサイズDPはやはり飛ぶので、試してみる価値はあると思う。(SWR調整はしっかりと)
ワイヤーは多少細くても構わず、色も選べるので実は大きいのだが意外と外から目だたない。
上手く偽装(笑)すればアマチュア無線家からしても敷地外から確実にアンテナと断定するのは難しいぐらい目だたないw
HFのローバンド用は難しいが21MHzや18MHzぐらいなら上手く折り曲げれば何とかなるだろう。

●性能
腐ってもフルサイズANTで、下手に短縮ANTを購入するぐらいならよっぽどとびがいい。
事実このANTで55エンティティ以上QSOをしているのが証だと思う。
値段もリーズナブルで、私のこのDX用DPはバラン含めておよそ1200円の代物。
投売りの5m延長ACコードを買ってきて引き裂いて作っただけのDPだが…
私の場合は強制バランを作って組み込んであるが、当初フロートバランでもテストした結果性能に大差は無い。
DPの既製品を買うと非常に高価(5000円前後)するので、DPの場合は自作がとにかくお勧め。
100Wや200Wぐらいまでなら自作品で何ら問題は無い(バラン作成時のケーブルの太さやコアの大きさなどには注意)
コレを応用して半短縮式のDPを作ると設置距離を短縮できるのでそれもいいと思うが、その場合はフロートバランにしてラジアル側を短縮した方がいいのかもしれない。
但し、HFV-5カスタムに使っている純正のバランは強制バランであり、強制バランで半短縮をすると不味いかというとそうでもないです。
結局バランを入れるかどうかはおまじない程度です(一対一ではなくバランでインピーダンス整合してる場合は別)
まぁでもアパマンは近隣にインターフェア出しやすい環境ですから入れれるなら入れておいた方がいいでしょうね。

ちなみに半短縮にするのではなく、釣竿2本を使った釣竿DPとしている方もおいでるようです。
ヘリカル式の釣竿ワイヤーDPでもちゃんとSWRを調整してやればフルサイズ同様にかなり使えるANTになります。
7MHzとかになると難しいですが、14MHzぐらいだと5mちょっとの釣竿2本があれば簡単にフルサイズDPが作れますので釣竿突き出しができる環境にあるならお勧め。
但し釣竿は下から見て結構目だちます(太いし色が濃いものが多いので)
ワイヤーANTの目だたないという利点が犠牲になるので一長一短ですね。
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HFV-5について

初めまして。
当方40年ぶりに再開局したものです。HFに出たくマルチバンドで手軽さからHFV-5を購入しましたが、飛びがいまいちです。JT65で相手のシグナルが―10程度でもこちらは-20とかなり差があります。で、何とかならないかと探していてたどり着きました。
片側フルサイズに改造して良い結果が出てるとの事ですが、具体的にフルサイズにするためのワイヤーはどのように張るのでしょうか?その場で垂らせばいいのか、それともどこかから引っ張るのか良く解りません。良ければご教授願えませんでしょうか?
JA3VZN

Re: HFV-5について

> 初めまして。
> 当方40年ぶりに再開局したものです。HFに出たくマルチバンドで手軽さからHFV-5を購入しましたが、飛びがいまいちです。JT65で相手のシグナルが―10程度でもこちらは-20とかなり差があります。で、何とかならないかと探していてたどり着きました。
> 片側フルサイズに改造して良い結果が出てるとの事ですが、具体的にフルサイズにするためのワイヤーはどのように張るのでしょうか?その場で垂らせばいいのか、それともどこかから引っ張るのか良く解りません。良ければご教授願えませんでしょうか?
> JA3VZN

こんばんは、JF9BLAです。
再開おめでとうございます。

質問の点については設置環境がわからないので何とも言えないのですが、ワイヤーはバランに高周波的に接続されていればバランから直接ワイヤーを引いても、片側のコイル根元までのステンレスエレメントを使ってその先端からワイヤーとしても問題ありません。
正し、多バンドで使用する場合は各バンドのワイヤーの引っ張る方向を変えるか、または平行で同一方向にワイヤーを張りたい場合はスペーサーをつかってエレメント間を20㎝程度開けなければ同調が取れないと思います。

ワイヤーについてはエレメント端から下に垂らす方法でも構いませんが、高さが十分にあることが前提です(先端が地上すれすれとなると動作はしても周囲に人が入り触る危険があります)
プロフィール

JF9BLA

Author:JF9BLA
元ゲームクリエイターでオタなアマチュア無線家
萌えを理解するアキバ系ながら電子工作やアマチュア無線が趣味の理系オタw(ちなみに体形は太ってない、というか痩せ過ぎかもしれない・・・)
現在1アマ。

痛QSLカード普及会、会員No001番(というかソンナモノありませんw)
A1 CLUB 正会員:#1850

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